花火の仕組み

花火は日本の夏の風物詩。花火大会で見られる仕掛け花火や、世界最大の花火「四尺玉」のような大掛かりなものもあれば、家の庭で楽しむ、線香花火のような小さなものまであります。どれもとても美しいのが花火最大の魅力です。

ところで花火って、火を点けるとさまざまな色味の火花を散らせますね――これって、一体どういう仕組みなんでしょう?

花火の基本構造と演出


花火の基本構造は、黒色火薬に発色剤を混ぜて筒や玉に詰めるというもの。この上に色々な化学物質を仕込むことで、光や火の粉、火花、音、煙といった演出を可能にしています。

  • 酸化剤:塩素酸カリウム、過塩素酸カリウムなど
  • 可燃剤:木炭、硫黄など
  • 光輝剤:マグネシウム、アルミニウム
  • その他:発煙剤や発音剤

花火は構造や用途により、「打上げ花火」「仕掛花火」「玩具花火」などに分類されます。

そして、花火と言えば色つきの火花。花火の色を出す発色剤には以下のようなものがあります。

  • ストロンチウム塩(赤)
  • ナトリウム塩(黄)
  • バリウム塩(緑)
  • 銅塩(青)






――これが世界最大の打ち上げ花火、四尺玉(youtubeから拝借しました)――


  


Posted by pendulum at 07:18Comments(4)花火の知識あれこれ