花火の色はどうやって出す?

夏と言えば花火!
少なくともメジャーな夏の風物詩であることに違いはありません。それ以外にも夏らしい物は多いのですが、花火大会が夏場に集中することから、代表的といってもよいでしょう。

花火についてといっても案外知らないことが多いようです。とくに色、花火の色は開くかたちと共に、花火を特徴付ける代表的な要素です。花火の様々な色は、高校の化学の時間に習った「炎色反応」です。用は化学反応が花火の色を決定づけるわけです。

花火の星に使用されるのは主に3つの薬剤。三種を混合することによって星が作られ、混合の度合いによって色合い変化します。
  • 色を出す焔色剤
  • 酸素を供給する酸化剤
  • 燃焼を促進する可燃剤
このあたり、煙火業者ごとの秘伝めいたものもあり、独特の色合いを出すには色々と苦労があるのだとか。

色を出す為の薬剤の例を挙げておきましょう。
  • 紅色:炭酸ストロンチウム
  • 緑色:硝酸バリウム
  • 黄色:シュウ酸ソーダ・炭酸カルシウム
  • 青色:花緑青・酸化銅
  • 銀(白)色:はアルミニウム
  • 金(錦)色:チタン合金
近年、星の色はより明るくなる傾向にありますが、これはマグネシウムなどの使用によって実現されているそうです。
これらを混合することで、難しいとされていた、ピンク・紫・水色・レモン色などの中間色も再現されています。また、菊星に使用される「引き」は木炭が燃える時のやや暗いオレンジ色ですが、これには黒色火薬を使用しします。
-------
お米の炊き方妊婦便秘解消法ゴキブリ退治



同じカテゴリー(花火の知識あれこれ)の記事
 花火の仕組み (2010-06-20 07:18)
 花火観賞ポイントはどこに? (2008-08-12 12:35)
 新作打ち上げ花火を探せ! (2008-08-10 18:46)
 仕掛花火いろいろ (2008-08-10 02:26)
 花火のしくみ (2008-07-21 15:38)
 多種多様な花火の種類・花火図鑑 (2008-07-20 19:42)